韓国で1980年5月に起きた光州民主化運動の時代を背景に描かれた、ヒューマンメロドラマの『五月の青春』!
胸がギュッとなるシーンがたくさんあり、終わってからも心に重くのしかかっているような感覚はありますが、以前の韓国を知れるきっかけになる作品だと感じました☺
特に韓ドラ好きには見てほしい!そんな内容となってます☆
『SweetHome』では、兄妹役だったイ・ドヒョンさんとコ・ミンシさんが、今回再共演を果たしたことでも話題になっています!
私個人としては、『とにかくアツく掃除しろ!』で親子役を演じていた、キム・ウォネさんとイ・ドヒョンさんの再共演も嬉しかったです✨
五月の青春
あらすじ
2021年のある日、光州の外郭道路工事現場で身元不明の遺骨が発掘される。そしてそれから41年前の1980年春のソウル。大学街に渦巻く民主化の熱気とは関係なく、カネの準備で忙しい医大生のヒテは「家に帰りたい」という誰かの一言を聞き、故郷の光州に向かう。そこでヒテは、スリョンの代打としてフラれるためにお見合いにやってきたミョンヒと出会い…。
引用元:衛星劇場
光州事件(こうしゅうじけん、クァンジュじけん)は、1980年5月18日から27日にかけて大韓民国(韓国)の全羅南道の道庁所在地だった光州市(現:光州広域市)を中心に起きた市民による軍事政権に対する民主化要求の蜂起である。
第二次大戦後の1948年建国以降発生した「済州島四・三事件」や「保導連盟事件」と同様に、韓国軍が自国民を大量虐殺した事件の一つであり、軍による一斉射撃などで一般市民に多数の死者を出した。この光州事件では市民側の目的である民主化達成と軍事政権を倒すことはできなかったが、7年後、1987年に軍事政権側が「6・29民主化宣言」を出し、言論の自由と大統領の直接選挙を認めた。
引用元:wikipedia
作品情報
- 原題:오월의 청춘
- 英題:Youth of May
- 演出:ソン・ミンヨプ
- 脚本:イ・ガン
- 韓国放送日:2021年5月3日~2021年6月8日
- 撮影期間:2021年1月19日~2021年6月4日
- 話数:12話
- 放送局:KBS
- 最高視聴率:5.7%(第8話)
韓国ドラマ『五月の青春』キャストex
ファン・ヒテ (イ・ドヒョン) | ソウル大学医学部学生 保安隊ギナムの息子 |
キム・ミョンヒ (コ・ミンシ) | 光州平和病院の救急科で働く看護師 |
イ・スチャン (イ・サンイ) | スリョンの兄 父の会社(製薬会社)を一緒に経営 |
イ・スリョン (クム・セロク) | スチャンの妹 ミンヒの友人 労働運動や民主化運動を主導 |
ファン・ギナム (オ・マンソク) | ヒテの父 保安隊操作課長 優雅な仮面の裏には、残酷な下腹部が隠されている。 |
キム・ヒョンチョル (キム・ウォネ) | ミョンヒの父 市場で時計修理店を経営 |
イ・チャングン (オム・ヒョソプ) | スチャンとスリョンの父 3つの工場を持つ成功した実業家 |
チェ・スンニョ (ファン・ヨンヒ) | ミョンヒの母 |
ソン・ヘリョン (シム・イヨン) | ヒテの継母 |
キム・ミョンス (チョ・イヒョン) | ミョンヒの弟 |
ファン・ジョンテ (チェ・スンフン) | ヒテの異母弟 |
韓国ドラマ『五月の青春』出演者情報
【ファン・ヒテ役】イ・ドヒョン
インスタグラム
Instagramアカウント⇒ldh_sky
プロフィール
名前 | 이도현(Lee Do Hyun) |
生年月日 | 1995年4月11日 |
年齢 | 29歳 |
身長 | 182cm |
血液型 | A型 |
主な出演作品
2021年 | メランコリア |
2022年 | ザ・グローリー |
2023年 | 良くも、悪くも、だって母親 |
2023年 | Sweet Home2 |
2024年 | Sweet Home3 |
【キム・ミョンヒ役】コ・ミンシ
インスタグラム
Instagramアカウント⇒gominsi
プロフィール
名前 | 고민시(Go Minsi) |
生年月日 | 1995年2月15日 |
年齢 | 29歳 |
身長 | 160cm |
所属事務所 | Mystic Story |
主な出演作品
2021年 | 恋するアプリ Love Alarmシーズン2 |
2021年 | 智異山 |
2023年 | Sweet Home2 |
2024年 | Sweet Home3 |
2024年 | ザ・フロッグ |
韓国ドラマ『五月の青春』ネタバレ
現代のニュースで『光州駅付近の土の中から遺体が発見。5.18民主化運動関連犠牲者の可能性』という内容が冒頭で流れるところから始まる。そして、
時は1980年ソウルに戻る。
入院中のソクチョルさんという女性が、生死を彷徨う程重症の中、家に帰りたいというので、ヒテ(イ・ドヒョン)はそのお願いを叶えるべく、彼女の実家がある光州に帰れるよう受け入れ先病院を探す。
そして、その病院先で働いていたのがミャンヒ(コ・ミンシ)だった。
ヒテが一方的にミャンヒを見ただけでその時は知り合いにはならなかった。
しかし、ミャンヒは留学をするための費用を稼ぎたいあまり、裕福な家のお嬢様であり法学生のスリョン(クム・セロク)の替え玉お見合いをすることに。
そしてその相手こそがヒテだった。
ヒテに合うのが初めてだと思っているミョンヒだが、ヒテからするとミョンヒに合うのは3回目だった。
魅力を感じていたヒテは、ミョンヒが嫌われようとする行動にもびくともしない。
むしろ気にいられ、好意を抱かれてしまう。
しかし、政略結婚で、なおかつ、ぴりついた両家なので、そんな替え玉お見合いだなんて許されるはずもない。演技をするヒテ、ミョンヒ、スリョン。
ミョンヒへの想いに歯止めがきかないヒテは留学へ行くまでの残り1カ月だと知っていたので、『ひと月だけ付き合ってくれませんか?』と告白。
いい感じになるも、政略結婚は着々と準備が進み、ついに迎えてしまった婚約式。
式が終わるやいなや、ヒテがミョンヒと引っ張って楽しそうに2人で過ごしているところを、スチャン(スリョンの兄)に見つかり、、、歯車が狂い始める‥
両家に替え玉お見合いしていたことがバレ、さらには息をのむほど恐ろしいヒテの父(保安部捜査課長)は、ミョンヒを誘拐し、脅し始める。
そして、明かされるヒテの父と、ミョンヒの父の悪縁。
ミョンヒの父は、過去にヒテの父によって国家保安法違反の罪をかぶせられていた。
ミョンヒが学生時代一緒にデモをした友人は釈放され、自分一人だけ自主退学させられたのだが、それは父親の罪が原因。
そして拷問を受けたせいで、ミョンヒの父親は足を傷め、引きずってしか歩けなくなっていた‥
今までヒテの父親が原因で、このような仕打ちを受けてきたことを知るミョンヒは、ヒテから離れようとする。
ヒテは離れたくないけれど、父親に〝お前ができることは服従だけだ。まだ何も始まっていない。”と恐怖の発言をされ、父親に支持された通り、ヒテはスリョンと新婚生活をスタートさせるためソウルへ旅立つ。
もう光州には戻らないつもりで。
そしてミョンヒにも『あなたと過ごしたこの数週間が人生で1番幸せな時間だった』と伝えて。
それに対して、『幸せになって』と返すミョンヒ。
本当はすごく愛し合っているのに…
ソウルへ行ってももちろんミョンヒのことばかりを考えるヒテ。
ヒテとミョンヒの想いを知るスリョンは、身を引くことに。
少しソウルでの時間を過ごしたころ、ソクチョルさんの光州への移送準備が整い、ヒテはもう一度光州へ。もちろん父親には言わず、ひっそりと。
そして、病院でミョンヒとヒテは運命の再会を果たす💕
好きで好きでたまらないのに、どうにもできない2人。
遅れて、スリョンも光州に戻る。
その頃、〝戒厳令”が敷かれ、街は異様な雰囲気に包まれる。
北のスパイを探すため、大学生と思しき人は狙われる。
軍に捕まったら、こん棒で殴られたり、蹴られたり、、
軍の制圧が、まるで戦争の様。
ミョンヒを守るため、一刻も早く光州から出たいヒテと、患者を放っておけないミョンヒ。
そして、元々デモ隊のスリョンは、人一倍責任感が強く、軍に立ち向かおうとする。
軍がたくさんの市民にケガをさせ、病院はパンク状態の中、一般市民もついに銃をもって戦うようになってしまう。
暴徒化が止まらない光州…
この事件の〝本物の悪”は、自分の父であると気づいてしまうヒテの異母兄弟の弟、
そして二等兵でありながら、恐怖で銃を打てないギョンス(ヒテの大学時代の友人)、
一時、軍に捕まるも妹の婚家であるヒテの父が特別に自分だけ解放してくれたことで逆に罪悪感を感じ辛くなるスチャン(スリョンの兄)。
色んな感情が乱れ合い、安全な人なんて誰も、どこにも居ない世の中に。
3日ですっかり変わってしまった。
しかし、二人の愛は止まらない‥!
ヒテとミョンヒは、たった2人だけで結婚式を挙げる。が、幸せなのもつかの間。
結婚式の最中にミョンヒの父の訃報が入る。
ミョンヒの父親と、ミョンス(ミョンヒの弟)は、実家へ帰る途中、軍と遭遇し、父親だけが殺されてしまった…
亡骸と対面するミョンヒ。より一層の悲しみに包まれる。
そんな中、ヒテの父親(ファンギナム)は、部下にスパイと見せかけて、ヒテの目の前でミョンヒを殺す指示を出す。
それを聞いたジョンテ(ヒテの弟)は、ミョンヒを庇い、怪我をしてしまう。
家族を意のままに操っていたことで、家族から白い目で見られ始める父(ファン・ギナム)
ジョンテのおかげで無事だったミョンヒは、父親が眠っている場へ戻るも、弟ミョンスの姿はない‥
どうやら地図を片手に、実家へ帰ろうとした様‥
しかし、外にはたくさんの軍が待機している状態でとても危険。
ミョンヒは、軍が少ない方へ。ヒテは、軍が多い方へと二手に分かれて進む。
5分後にここでまた会おうと約束をして…
ヒテは、軍が多い方へ進み、案の定軍と鉢合わせる形に。しかし、ギョンスの先輩が救ってくれ、無事免れた。
その頃、何事もなくミョンヒは、ミョンスと再会!と思われたが、軍が迫っていた‥
ミョンヒが囮になる形でミョンスを逃がそうとするも、ミョンスに銃口を向け発砲しようとする‥
それに気づいたミョンヒは、ミョンスを庇おうとして、銃で撃たれてしまう。
ヒテと5分後の再会が出来ぬまま、その場で亡くなってしまった…
5月にヒテが話していた草虫の音を聞きながら‥
その後、ヒテは、ミョンヒの死を知らず、探しまわる日々を送る。
【2021年:ソウル】
ヒテは、韓国大学病院で応急医学科教授として働いていた。
そしてソクチョルさん、ミョンスも元気に生活を送っていた。
久しぶりに再会した3人。
ヒテは『同郷会でもあるのか?』と話していたが、そこでミョンヒの死を聞かされる。
情報提供者は、ギョンス。
ミョンヒの遺体は、時計と結婚式の誓い分が書かれた手紙と一緒に見つかった。
ミョンヒが居なくなって41回目の5月に。
その間、自殺を試みようとも失敗するヒテ。
しかし気が付くと、もう一度5月に戻される‥そんな悔しい日々を送っていた。
5月に光州へ行かなければ。分かれ道で離れていなければ。
でも、全てが僕の選択だったと気づいた。
僕は5月に光州へ行き、全身全霊でミョンヒを愛したから。
残酷な41年という時間は、あなたへの愛だった。
また会うその日まで..
2021年はじめての5月ファン・ヒテ
とミョンヒへの想いから解放されたヒテだった…
労働組合のストライキの主導者
韓国ドラマ『五月の青春』感想
罪のない人が罪に問われ、拷問を受け、大量虐殺された1980年5月。
たった10日が、人々にとって忘れられない痛みとなったことを恥ずかしながら、初めて知りました。
今まで、明るい韓国しか知らなかったですが、たった40年も満たないほど最近に、
そんな恐ろしい出来事があったこと、人々に全くと言っていいほど自由がなかったことを知り、
胸が痛む思いでした。
韓国ドラマファンとして、歴史的背景を知ることはとても良い勉強になりました。
その上で、短期間でここまでの発展を遂げたこと、今や流行の最先端をいっている国であることを尊敬します!!!!
悲しくて涙が止まらない作品でしたが、是非見て頂きたいです!
オ・マンソクさんの愛の不時着に次ぐ怪演も見どころです。
韓国ドラマ『五月の青春』まとめ
以上、『五月の青春』まとめでした(´;ω;`)
当分この感情を引きずりそうです…😲
ではまた:)